色々と限定モデルが多いグランドセイコー最近の新作について見てみる

グランドセイコーにて、女性向けモデルではありますが、
個人的に良さそうだと感じた限定モデルが発表されました。

そちらについてと、同様の55周年モデルについて
また、普段のグランドセイコーとは違ったモデルも
発表されましたので、紹介していきたいと思います。

SBGW289

出典:Grand Seiko

サイズなどの詳細は下記から
SBGW289 | Collections | グランドセイコー公式サイト

女性向けに展開された限定モデルではありますが、
個人的には男性でも使用できるモデルというか、
サイズ感など個人的にはすごく好みなモデルです。

デザインのコンセプトは「桜隠し」。
桜の咲く頃に雪が降ることを「桜隠し」と読んでいる様です。
その「桜隠し」を表現した限定モデルとなっています。

■参考画像


イメージ的なところだと、桜の花に雪が積もり、
薄いピンクとなっているものを表現したモデルと考えます。

「44GS」と呼ばれる「セイコースタイル」と
呼ばれるスタイルを確立させたモデルで、
その55周年を記念する限定モデルとして
発表されたモデルの1つ。

※他にも55周年を記念したモデルがあります。
 後程紹介します。

色合いや、文字盤サイズ(36.5mm)、針の細さから
女性向けとして作られたモデル。

個人的な感覚としては、文字盤が小さく、
日付表示もなく、シンプルなモデルで文字盤の色に
納得できるのであれば、男性でも使用するに値する
モデルかと思います。

ただし、こちらのモデルは機械式時計で
手巻き式と
なっています。
ですので、定期的に巻き上げることが必要となります。
(最大巻き上げで約72時間(約3日間)持続)

パワーリザーブインジケーターと呼ばれる
ゼンマイの巻き上げ残量を示す機構を搭載していない
モデルのため、使い始めの頃は慣れずに時計を
止めてしまうことも、もしかしたらあるかもしれません。

同様のデザイン、性能で他の色合いで販売されたら、
個人的には欲しいモデルとも考えました。

その他にも昨年から55周年限定モデルが
展開されていますので、併せて紹介します。

SBGJ255

出典:Grand Seiko

サイズなどの詳細は下記から
SBGJ255 | Collections | グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーらしさを備えた使い勝手の
良い腕時計と考えます。

先程同様に「セイコースタイル」と呼ばれるスタイルを
確立させたモデルで、その55周年を記念する
限定モデルとして発表された第一弾モデル。

2014年に発表され、ジュネーブ時計グランプリで
「Prix de la Petite Aiguille(小さな針賞)」を
受賞した限定モデルをベースに特別な仕様を施したモデル。

※ジュネーブ時計グランプリでの受賞について


1番で紹介したモデルよりも、文字盤は少し大きめ。

ただし、一般的な日本人男性がつけるサイズとしては、
一般的なサイズ(40mm)。

ホワイトカラーをベースとして、GMT針、ロゴに青色を採用。

また、GMTの第二時刻を表示しているメモリも、
文字盤内にありますが、数字が小さく表示されており、
すっきりとした印象。

ごちゃごちゃしておらず、かつデザインにも癖がなく
汎用性が高いデザインの時計と考えます。

それが故に、人によっては物足りないといった印象を
持つこともあるかもしれませんが、
それは人それぞれ感性が異なりますので、
他にしっくりくるものがあるのかと思います。

個人的には、使い勝手が良い腕時計と考えます。
また、GMT機能を搭載しているので、国外へ旅行など
出る機会が多い方にとっては、特に有用と思います。

SLGH009 / SLGA013

出典:Grand Seiko

サイズなどの詳細は下記から
SLGH009 | Collections | グランドセイコー公式サイト
SLGA013 | Collections | グランドセイコー公式サイト

先程紹介した2つのモデルと比べると、色合いが暗めの
デザインとなっており、高級感が増しているモデル。
こちらの2つのモデルも同様に使い勝手が良い、
グランドセイコーらしさをもったモデルです。

こちらも「44GS」の55周年を記念して作られた限定モデル。
第2弾となるモデルで、2つの限定モデルとなっています。

グランドセイコーとしては初めて、ケース及びブレスレットに
「エバーブリリアントスチール」と呼ばれる高い耐食性を
備えたスチールを採用しています。

文字盤に、メカニカルモデルにはダークブルー色、
スプリングドライブモデルにはダークグレー色の
ダイヤルを採用し、深く繊細な型打ち模様を施しています。

針とロゴにはゴールド系を採用。
それがアクセントとなっていて、特にロゴは
目に入りやすくなっています。

先程紹介した2つのモデルは文字盤が明るい色と
なっていましたが、
こちらのモデルはダークブルー、ダークグレーと
暗めの色となっています。

高級感が前述の2つのモデルよりも出ている印象です。

そして、このモデルも他のモデルと同様に文字盤が
シンプルなモデルで使いやすいです。

高級感かつシンプルなデザインを求めるのであれば、
こちらのモデルは良いモデルになるのではと考えています。

なお、この2つのモデルの違いとして、

■機械式モデル
文字盤がダークブルー色

■スプリングドライブモデル
文字盤がダークグレー色

といった違いがあります。

以上が「44GS」の55周年モデルです。

併せて「Watches & Wonders 2022」でグランドセイコーが
発表した新作で今までとは異なるモデルがあったので、
最後に紹介したいと思います。

Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨン

出典:Grand Seiko

サイズなどの詳細は下記から
SLGT003 | Collections | グランドセイコー公式サイト

今までのグランドセイコーとは違ったデザイン。
また、初の複雑機構を搭載したモデルで技術力の高さと
新たな一面を見ることが出来たモデルです。

ウォッチズ&ワンダーズ2022で発表された
新作かつ限定モデル。

世界で初めて二つの複雑機構「コンスタントフォース」※1と
「トゥールビヨン」※2を同軸に一体化して組み合わせた
モデル。

※1コンスタントフォース
動力ぜんまいの巻き上げ量(ぜんまいのトルクの大小)に
かかわらず、機械式時計の精度を司る「てんぷ」に、
一定したエネルギーを届ける機構。

※2トゥールビヨン
「てんぷ」と周辺の部品を一定の速度で回転させることで、
重力によって生じる精度誤差を取り消す機構。

2020年に、コンセプトモデルとして発表していたものを
完成させて製品化させたもの。
2020年の段階では大きいサイズであったものを、
小型化し、腕時計として製品化したモデルとなります。

■参考記事


グランドセイコーで販売されている他の全般的な

モデルとはデザインが異なり、スケルトンモデルという
新しいデザイン。

また、グランドセイコーとしては初のトゥールビヨン搭載モデル。

世界限定20本かつ、価格が44,000,000円と高額なため、
購入は難しいものとは思いますが、
これを機に、同様のモデルなどの展開が多くなってくれれば
グランドセイコーの複雑機構搭載モデルが、
身近になるのかなとも考えます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

グランドセイコーについて最近発表された限定モデルと
それに関連した限定モデル及びウォッチズ&ワンダーズで
発表されたモデルについて、一部ではありますが、
紹介しました。

基本的にグランドセイコーで展開されているモデルは、
使いやすいデザインのものが多いです。

が、最後に紹介したモデルはそれらとは別のタイプと
なっており、別の一面を見ることが出来たと思います。

また、限定モデルの展開も多いため、グランドセイコーに
興味がある方は、こまめにチェックされることを
おすすめします。

もしかしたら、ご自身がしっくりくるものが
いずれ見つかるかもしれません。

参考になれば幸いです。

今日もご覧いただきありがとうございました。

 

新しいkindle書籍を販売しました!

最新情報をチェックしよう!