宇宙船が乗った腕時計などユニークな製品を製作しているKross Studio

以前リツイートしましたが、
スター・ウォーズとコラボした腕時計を展開している
ブランドがあります。

その他にもコラボを行なって製作していたり、
この前身となる会社も同様で
ユニークな腕時計を多く製作しています。

今回はこちらのブランドについて紹介します。

まずは、展開したモデルを一部ですが紹介します。

Boba Fett Collector Set

スターウォーズに登場した「ボバ・フェット」に
インスパイアされた限定モデル。

「ボバ・フェット」は映画「スター・ウォーズ」に
登場する賞金稼ぎ。
登場シーンは少ないものの、人気を持つ登場人物。

人気のキャラクターのようで、スピンオフ作品も
作られています。
下記がそのスピンオフ作品となります。

ディズニープラス

スター・ウォーズ実写ドラマ『ボバ・フェット』(The Book of Boba Fett)公式サイト。12月29日(水)…

その「ボバ・フェット」が乗る宇宙船スレイヴ1を
中心に置き、短針がジェット・パック、
長針がパックから突き出るミサイルとなっています。

その宇宙船「スレイヴ1」の下に
トゥールビヨンの機構を搭載し、
スレイヴ1が回転する仕組みとなっています。

 

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3時位置のプッシュボタンにより時間設定、
ケース裏のDリングを起こしてリューズにするなどの
ギミックが施されています。

価格は12万スイスフラン。
10本の限定モデルとなっています。

The Batman Collector Set

続いては、2022年公開の映画「バットマン」を
記念して
制作された限定モデル。

時計中央にバットマンのエンブレムが入った
トゥールビヨンの大型ゲージ。

時間の表示について、時針はトゥールビヨンの周囲を
360度周回する
周辺表示機構に固定されています。
分針はディスク上に表示され、1時間に1回転します。

文章だけだと伝わりにくいと思うので、
Instagramの画像と動画を見てもらえると
理解しやすいかと思います。

下記の画像は10時ちょうどを指しています。

 

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下記は動作している動画。

 

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こちらも先程同様に、3時位置のプッシュボタンに
よって時間設定、ケース裏のDリングを起こして
リューズにするなどのギミックが施されています。

価格は10万スイスフラン。
10本限定のモデルとなります。

1989 BATMOBILE

続いては腕時計ではなく、卓上時計となります。

バットマンが運転する車(バットモービル)を
卓上時計として製作。

バットモービルの形状を忠実に再現しながら、
その中に、時計のムーブメントを搭載。

時刻表示については、時・分を2本のシリンダーで
水平に表示します。

なお、手巻き式のムーブメントを採用していて、
MAXで30日間のパワーリザーブを備えています。

サテン仕上げとミラーポリッシュ仕上げの
スチール製のバットマン型キーが付属し、
それによって時計の巻き上げと時刻合わせを行います。

価格は2万9,900スイスフラン。
100個の限定品となります。

 

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一部ではありますが、3つの腕時計、卓上時計について
紹介しました。

高価格帯かつ実用性といった観点から見ると
色々と意見があるかとは思います。

こういった時計も存在していると
ご認識を頂けたらと思います。

続いて、これらの腕時計を
製作している会社について紹介します。

Kross Studioについて

立ち上げは2020年春。

伝統的なスイスデザインの固定観念を覆し、
未来的なコラボレーションと高性能なものを
専門としています。

創業から2〜3年ですが、コラボレーションした作品が
多いです。

ルーカスフィルム
ワーナー・ブラザーズ

とのコラボをおこなっており、

「スター・ウォーズ」
「スペース・ジャム」
「バットマン」

などのインスパイアされた製品などを製作しています。

また、

ファインアート
ポップカルチャー
高級時計

上記3つの要素が融合したスタジオの
ユニークなポジションと、
優れた品質で世界的に知られるスイスの十字架を
意識したものとして、「X(クロス文字)」を
会社のロゴに統合。

※記事トップの画像が、会社ロゴとなります。

なお、「KS 7’000 caliber」と呼ばれる
自社製のムーブメントなども
設計しています。

また、時計だけでなくウォッチロールや
ウォッチワインダーなどのアクセサリーにも製作しています。

下記はその一例です。

1つ目の写真はスターウォーズとのコラボレーションによって、
製作されたウォッチワインダーと呼ばれる
自動巻時計を巻き上げるものです。

2つ目の写真は、ウォッチロールと呼ばれる腕時計を
保管するものとなります。

創業者について

創業者は、Marco Tedeschiと呼ばれる人物。
2020年に倒産したRJ WATCHES(旧:Romain Jerome )にて
CEOを務めていました。

RJ WATCHESについては、後程詳細を記載しますが、
倒産した理由として大株主であるジュネーブの投資会社
Alliance Investment Group SAが投資停止を突如として決定。

また、短期間で新たなる買い手(投資者)を
探すことも不可能であり、会社の破産申請と
全従業員を解雇する以外の選択肢はなかったとのことが
理由として挙げられています。

倒産して数ヶ月後、創業者と元従業員とともに
新たに設立された会社がKross Studioとなります。

RJ WATCHESの元社員がメインとなって
設立された会社です。

RJ Watches(旧Romain Jerome)について

2004年に設立。
「Romain Jerome」のブランド名の由来は、
2名の著名な時計職人から取っているようです。

創業者は、イバン・アルパと呼ばれる人物。
ユニークな経歴を持っている人物です。

数学の教授としてキャリアをスタート。

その後タイへ渡り格闘家へ転身。
さらに、パプアニューギニアを徒歩で横断し、
スイスに戻ります。

戻った後は、ボーム & メルシエ、ウブロにて
時計業界に携わっています。

その後設立といった流れのようです。

この会社のコンセプトとして、

「DNA of famous legends」
※有名な伝説のDNA

とあります。

過去に起こった事件、出来事などを時計に
組み込むといったもののようです。

具体的には、
「タイタニック」号の一部をパーツに組み込んだり、
噴火した火山灰、アポロ11号の部品を素材として使用したり、
スペースインベーダーをモチーフとしたデザインにしたり…

といった画期的な内容です。

コレクションとしては、

「AIR|MOON-DNA」
「EARTH|EYJAFJALLAJOKULL-DNA」
「SEA|TITANIC-DNA」
「RJ|COLLABORATIONS」

が挙げられます。

コラボ作品として、

webサイト上で確認できるものだと、
ハローキティ、パックマン、ドンキーコング、
 スペースインベーダーなどがあります。

 webサイト上にないものだと、ピカチュウ(ポケモン)などとも
コラボしていたようです。

もし気になるようでしたら、
調べてみると興味深い製品が出てくるかもしれませんね。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回はコラボ作品が多い腕時計を
製作しているブランドについて、
紹介しました。

高価格帯・実用性といった観点で見てみると、
難しいところはあるかもしれません。

が、こういった時計もあるということを
知ることが出来たら、見解が広がってくるのではと
思います。

参考になれば幸いです。

今日もご覧いただきありがとうございました。

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