シンプルなデザインが特徴のブランドMING(ミン)について

昨今、新興ブランドやマイクロブランドといった
商品販売数量が数百個単位といった
小規模の時計ブランドを見ます。

腕時計の売上に関して昨今言われている事の1つとして
二極化があります。

高価格帯のものが売れ、低価格帯のものが
売れていないといった感じです。

MINGと呼ばれるマレーシア発の時計ブランドが
上記で挙げたブランドの1つとしてあります。

販売開始と同時にすぐ売り切れとなっています。

今日は、そのブランドについて見てみたいと思います。

MING(ミン)に関して

創業は2017年と10年以内の新興ブランドとなります。

創業者はMing Thein。
彼を含めた時計愛好家6人で立ち上げたブランド。

世界的に有名な写真家で下記のwebサイトがあります。

■参考Webサイト
https://blog.mingthein.com/

それ以前は金融、コンサルティングとして
働いていたようです。

基本的に数量限定で再生産無しで製造しています。

人気があり、HP上で直接販売をしていますが、
受付開始すぐにソールドアウトになっています。

数量が少ないことも要因の1つとしてありますが、
人気があるということも要因として挙げられるかと
思います。

まだ世界的には知名度は低いと思いますが、
それでも入手は難しい状況です。

では、どんなものを製作しているかについて
次で説明をしていきたいと思います。

MING 17.01

出典:MING

MINGのファーストモデルとなる腕時計。
文字盤は下記の2種類。

・アンスラサイトグレーダイヤル(上)
・ブルーダイヤル(下)

他のモデルと基本的な共通事項として

・汎用ムーブメントを採用
 セリタ、エタなど

・シンプルなデザイン

・ミドルレンジ(数十万円台)の価格帯がメイン

・生産数が少ない

・基本秒針無し(例外有り)

などがあります。

特に目で見えるところの共通事項として、
文字盤内の装飾などがシンプルなデザインとなっていて、
これから紹介する他のモデルを確認すると
そのシンプルなデザインが理解できるかと思います。

そのシンプルなデザインがこのブランドの
象徴的なところと感じます。

MING 19.01

出典:MING

GPHG(Grand Prix d’Horlogerie de Genève)と呼ばれる
ジュネーブ時計グランプリにて2018年度の
ファイナリストに選ばれたモデル。

不透明なディープブルーから透明への放射状グラデーションと
なっていて、こちらは文字盤内に時刻を表示する
数字がなく、こちらもシンプル。

そして、時針、分針がスケルトンとなっています。

MING 17.06 copper

出典:MING

GPHG2019年の
HOROLOGICAL REVELATION受賞したモデル。

copperと名前通り、文字盤に金属素材の
銅を用いています。

パッと見ただけだと、「17.01」のバリエーション違いと
捉えられるかもしれません。

MING 27.01 ULTRA THIN

出典:MING

「17.01」「17.06」を薄くしたデザイン。

■17.01
→直径:38mm
 厚さ:9.3mm

■27.01
→直径:38mm
 厚さ:6.9mm

薄さ以外の違いとして、インデックスは
バーインデックス(棒表記)となっています。

「17.xx」は数字表記となります。

MING 22.01 GMT

出典:MING

GMT機能を搭載したモデルで、
2つのデザインがあります。

①Gilt(上)
初期の真鍮と金箔の時計をよりパンチの効いた
モダンなものにしたもの。

②Kyoto(下)
日本庭園の質感と色を反映したもの。

GMTモデルは過去に「MING 17.03 GMT」で
発表されています。

「17.03」の方がこちらのモデルよりもシンプルさは
感じますが、こちらもこのブランドらしさを
失わずに表現ができているように感じます。

■参考:17.03

MING 18.01 H41

出典:MING

ダイバーズウォッチ。
ラバーブレスレットのモデルもありますが、
珍しいブレスレットのモデルも展開しています。

ダイバーズウォッチで回転ベゼルがあります。
一般的なダイバーズウォッチの回転ベゼルは
山のようなギザギザ型が浮かぶかもしれませんが、
ないモデルとなっています。

他のモデルと同様に同ブランドらしさを損なわずに
出来ていると感じます。

一部ではありますが紹介いたしました。
全体的なデザインの傾向としては、下記のようにみています。

・シンプルで一目見てブランドの判別ができるデザイン。
・人によって好みが分かれる感じのデザイン。

また、こちらの時計の入手方法については
以下の通りです。

入手方法に関して

公式サイトにて購入

リリース前などの情報で、販売開始時刻を確認し、
そのタイミングで購入を行う。

ただし、受付開始と同時にすぐ売り切れとなる状況。

また、基本的に再生産は行わない、
作成本数は少なめのため、現状は運の要素もあるかも。

公式サイト内にニュースレター購読の申し込みが
出来るため、購読しておくのが無難。

Chrono24などで購入

ただし価格は定価よりも高め。
下記はその一例。

ex)
27.02
税抜:4,950スイスフラン
当時の為替で約116円
→574,200円

現在の価格(2022/07/19日付)
¥1,083,875

現在(2022/7/19日付)Chrono24にて
販売されている商品を見ると
100万円以下で購入できるものがほとんどと
なっています。

その他としてはebayなどが挙げられます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

世間一般ではROLEXなどが入手困難と
なっていますが、視野を変えると今回紹介した
ブランドも出てきます。

今回紹介したブランドに関しては、
好みが別れそうなところはありますが、
参考程度にとどめていただけたらと思います。

参考になれば幸いです。

今日もご覧いただきありがとうございました。

 

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